【総集編】はじめての動画撮影ガイド!必要な機材から撮影のポイントまで
- 01 プロ用撮影機材購入の必要性
- 02 動画撮影に必要な5種類の機材
- ①:カメラ
- ②:パソコン・動画編集ソフト
- ③:三脚・ジンバル
- ④:外付けマイク
- ⑤:照明
- 03 動画撮影をするカメラに必要な5つの機能・性能
- ①:手ぶれ補正機能
- ②:オートフォーカス機能
- ③:液晶モニターの可動
- ④:画質
- ⑤:バッテリー
- 04 動画撮影用カメラの種類と特長
- ①:ビデオカメラ
- ②:一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ
- ③:コンパクトカメラ
- ④:アクションカメラ
- ⑤:スマートフォン
- 05 動画撮影をするときに注意すべき6つのポイント
- ①:撮影は一度だけにする
- ②:カメラを固定する
- ③:1カット10秒以内を意識する
- ④:複数のアングルで撮影する
- ⑤:ズームの使用は控える
- ⑥:背景に気をつける
- 06 視聴者が心地よく見られるかを意識して機材を選ぼう
はじめて動画撮影を行う際、ほんとうに必要な機材、カメラの種類や性能、注意すべきポイントについて、プロの目線から解説します。個人・法人問わずご参照いただけます。
動画撮影はスマートフォンでも十分可能ですが、視聴者にストレスなく動画を見てもらうためには、ある程度の機材が必要になります。
しかし、以下のような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
「カメラ以外に必要な機材は何か」
「カメラはどう選べばいいのか」
「何に気をつければ理想的な動画になるか」
そこで今回は、プロ用撮影機材購入の必要性を述べた上で、動画撮影に必要な機材、動画撮影をするカメラに必要な機能と性能、カメラの種類と特長、動画撮影のポイントについて紹介します。
最初に、そもそも「プロ用機材の購入が必要なのか」について解説します。
プロ用撮影機材購入の必要性
結論、プロ用撮影機材の購入は必須ではありません。
しかし、手ぶれや雑音が入っている動画は、視聴者にストレスを与え、視聴を止めてしまう可能性があります。
スマートフォンだけで撮影するよりはコストがかかりますが、視聴者に最後まで見てもらえる動画に仕上げるため、最低限必要な機材はそろえるようにしましょう。
では、具体的にどのような機材をそろえたらいいのでしょうか。
動画撮影に必要な5種類の機材
動画撮影に必要な機材は、以下の5種類があります。
- ①カメラ
- ②パソコン・動画編集ソフト
- ③三脚・ジンバル
- ④外付けマイク
- ⑤照明
それぞれ解説します。
①:カメラ
カメラの種類は、主に「ビデオカメラ」「一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ」「コンパクトカメラ」「アクションカメラ」「スマートフォン」があります。
詳細は、のちほど解説します。
②:パソコン・動画編集ソフト
今は、スマートフォンのアプリでも手軽に動画編集が可能ですが、複数の素材やテロップなどの細かな編集を行う場合は、パソコンの方が効率的に作業できます。
ただし、動画はデータが重いので、使用するパソコンのスペックには注意が必要です。
Core i7以上、16GB以上のメモリ、1TB以上のストレージがあるとストレス無く作業を行うことができるでしょう。
また、動画編集ソフトも必要で、大きくわけて無料版と有料版があります。
有料版でも無料体験できるソフトもあるので、体験してから購入するといいでしょう。
③:三脚・ジンバル
三脚やジンバルは、大きな役割としては手ぶれを防ぐことですが、他にもあります。
三脚は、以下のようなときに有効です。
・長時間カメラを固定して撮影するとき
・複数のアングルから撮影するとき
・高い位置から撮影するとき
・暗い場所で撮影するとき
ジンバルは、以下のようなときに有効です。
・移動しながら撮影するとき
・高い位置から自撮りするとき
どちらを使用するか、用途に合わせて選ぶようにしましょう。
④:外付けマイク
一般的なカメラに内蔵されているマイクでは、クリアな音質で録音できないことがあります。聞き取りやすい音質で録音するためには、外付けマイクを使うといいでしょう。
主に、「ピンマイク」「スタンドマイク」「ガンマイク」があります。
利用シーンは以下です。
・ピンマイク:インタビューや舞台など、セリフを録音するケース
・スタンドマイク:屋内で撮影をするケース
・ガンマイク:移動しながら撮影をするケース
外付けマイクを使うことで雑音が入らず、きれいに音を拾うことができるので、視聴者はストレス無く動画を楽しむことができるでしょう。
⑤:照明
暗い室内や光が少ない屋外で撮影をする場合、照明が必要です。
照明を用意しなくても撮影は可能ですが、画質が劣化するので、きれいな画質で仕上げたい場合には照明を使用しましょう。
照明には以下の種類があります。
・白熱球
・蛍光灯
・LED
近年は、コストパフォーマンスが高いLEDが増えてきました。
バッテリー稼働型もあるので、電源が無い屋外で使いたい場合や、移動しながら使いたい場合でも活用できます。
環境に応じて選ぶといいでしょう。
以上が、動画撮影に必要な5種類の機材です。
①〜⑤の詳細は、以下の記事に記載がありますので、ご参照ください。
「動画撮影のためにプロ機材購入は必要?5種類の撮影機材と購入のメリット」
動画撮影に必要な機材の中から、今回はカメラに特化して解説します。
まずは、動画撮影をするカメラに必要な機能と性能についてです。
動画撮影をするカメラに必要な5つの機能・性能
動画撮影をするカメラに必要な機能と性能は、以下の5つです。
- ①手ぶれ補正機能
- ②オートフォーカス機能
- ③液晶モニターの可動
- ④画質
- ⑤バッテリー
それぞれ解説します。
①:手ぶれ補正機能
手ぶれ補正機能は、動画撮影で一番必要な機能と言っても過言ではありません。
手ぶれ補正機能は2パターンあり、ボディ内手ぶれ補正とレンズ内手ぶれ補正があります。
ボディ内手ぶれ補正は軽くて撮影しやすく、レンズ内手ぶれ補正はファインダーで確認しやすいのが特長です。
どちらを優先したいかを検討して、選ぶようにしましょう。
②:オートフォーカス機能
オートフォーカスは、顔を認識して自動でピントを合わせる機能です。
横顔でも自動でピントを合わせてくれるので、初心者でも扱いやすいでしょう。
手動フォーカスと比べて、移動中でもピントが合い続けるため、いつの間にかピントが合わずぼやけていたという失敗を防ぐことができます。
③:液晶モニターの可動
一眼レフカメラやビデオカメラの液晶モニターは、可動式で高いアングルや低いアングルなど、撮影シーンに合わせた調整が可能です。
チルト式とバリアングル式の2つがあり、チルト式は液晶モニターが上下に動くもの、バリアングル式は上下左右に動くものです。
初めての動画撮影の場合、バリアングル式の方が使いやすいでしょう。
④:画質
画質は、fps(フレームレート)と解像度によって左右されます。
fpsは、数値が大きいほど滑らかで高画質な動画になります。
日常的な動画撮影の場合は30fps、動きが激しいスポーツや動物を撮影する場合は60fpsあるといいでしょう。
解像度も、数値が大きくなるほど綺麗な動画になります。
一般的なサイズとして、HDは1280×720、フルHDは1920×1080、4Kは3840×2160となっています。
⑤:バッテリー
バッテリーは、連続撮影時間と実撮影時間を確認しましょう。
とくに、4Kの撮影はバッテリー消耗が激しいため、予備バッテリーを用意しておくと安心です。
また、内臓バッテリーだけでなくモバイルバッテリーを使用することも考慮しましょう。
以上が、動画撮影に使用するカメラの主な種類と特長です。
5つの機能と性能をもち合わせたカメラを選ぶようにしましょう。
詳細はこちらの記事に記載しているので、ご参照ください。
動画制作に最適なカメラは?選び方やその他必要な撮影機材も紹介
ところで、動画撮影に使用できるカメラには、ビデオカメラやスマートフォンなどがあり、どれを選ぶべきか悩むのではないでしょうか。
次は、動画撮影用カメラの種類や特長を紹介します。
動画撮影用カメラの種類と特長
動画撮影に使用するカメラは、以下の5種類が挙げられます。
- ①ビデオカメラ
- ②一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ
- ③コンパクトカメラ
- ④アクションカメラ
- ⑤スマートフォン
それぞれ解説します。
①:ビデオカメラ
ビデオカメラは、長時間の撮影が可能な上に、大容量のメモリーを搭載しているため容量の心配がありません。
また、手ぶれ補正や高倍率のズームなど、動画撮影に特化したカメラと言えます。
結婚式やセミナー、運動会など長時間の撮影向きです。
②:一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ
一眼レフとミラーレスカメラは、背景をぼかすことで被写体を強調したり、高画質な動画撮影が可能です。
また、シーンに合わせてレンズ交換できることも特長のひとつです。
ただし、カメラ操作の基礎知識が必要であることと、一部のミラーレスカメラは30分しか動画撮影ができないという制限があるため、注意が必要です。
③:コンパクトカメラ
コンパクトカメラは、小型で持ち運びしやすく、初心者にも扱いやすいカメラです。
一眼レフに匹敵する機能もあり、4K動画や背景をぼかすことで被写体を強調することも可能です。スマートフォンより高画質なため、YouTubeやVlogの撮影に適していると言えるでしょう。
④:アクションカメラ
アクションカメラは、手ぶれ補正が強力なので、腕やヘルメットに取り付けてダイナミックなシーンを撮影するときに使われます。
また、耐久性と防水性も高く、スポーツやアウトドア活動に適していると
言えるでしょう。
⑤:スマートフォン
スマートフォンは、日常的に使用していることもあり、操作に慣れているので扱いやすいのではないでしょうか。
また、小型かつ軽量なので、手軽な撮影には向いています。
しかし、画質が低い上に容量とバッテリーに限界があるため、プロフェッショナルな用途には不向きと言えます。
以上が、動画撮影に使用するカメラの主な種類と特長です。
詳細はこちらの記事に記載しているので、ご参照ください。
動画制作に最適なカメラは?選び方やその他必要な撮影機材も紹介
そのほか、ドローンを使った撮影方法(空撮)もあります。
ドローン撮影のメリットや特長、活用できるシチュエーションは、こちらの記事をご参照ください。
ドローン撮影のシチュエーション・メリット5つと依頼の注意点を解説
マイクロドローンの特徴と撮影におすすめのシチュエーション4つ
動画撮影をするときに注意すべき6つのポイント
最後に、動画撮影をするときに注意すべきポイントについて解説します。
主に以下の6つになります。
- ①撮影は一度だけにする
- ②カメラを固定する
- ③1カット10秒以内を意識する
- ④複数のアングルで撮影する
- ⑤ズームの使用は控える
- ⑥背景に気をつける
①:撮影は一度だけにする
動画撮影は、基本的に一度だけにするのが理想です。
シーンによっては同じ条件での再撮影は難しく、人件費やスケジュール調整にコストと労力がかかります。
別のアングルでも撮影しておくなど、多めに撮影しておき、編集時に動画が足りなくならないようにしましょう。
②:カメラを固定する
カメラを固定せずに撮影すると、動画がぶれてしまいます。
動画がぶれると視聴者にとってストレスとなるため、三脚やジンバルを用いてカメラを固定しましょう。
③:1カット10秒以内を意識する
視聴者は、同じ動画が長く続くと退屈に感じ、変化が激しすぎると負担に感じてしまいます。
撮影時は、1カットを7~10秒以内にすることを意識し、編集時に手ぶれなどの不要な部分をカットできる余白を残しましょう。
④:複数のアングルで撮影する
同じシーン・同じ被写体でも、別の角度から撮影をすると雰囲気が変わるため、編集時に動きをつけることができます。
視聴者の飽きを防ぐためにも、同じシーン・同じ被写体でも複数のアングルで撮影しましょう。
⑤:ズームの使用は控える
ズーム機能は、動画がぶれたり、焦点が定まらなくなることがあります。
また、頻繁にズームをすると、視聴者が動画に酔う可能性もあります。アップで撮影する際は、撮影者が被写体に近づいて撮影しましょう。
⑥:背景に気をつける
周りの環境を考えずに撮影すると、背景に不要なものが映り込み、視聴者の集中を妨げる可能性があります。
また、動画に人物が入ると、許可やモザイク加工が必要になり、その分の工数がかかってしまいます。
外で撮影を行う際には、通行人の少ない場所を選ぶなど、工夫が必要です。
以上が、動画撮影をするときに注意すべき6つのポイントです。
詳細はこちらの記事に記載しているので、ご参照ください。
動画制作の手順とは?撮影までの事前準備と気をつけたいポイントを解説
視聴者が心地よく見られるかを意識して機材を選ぼう
動画制作にあたり、一番意識しなければならないのは「視聴者がストレスなく見られるか」です。ストレスなく見てもらうためには、どのような動画にしたらいいか、どの機材をどう選んだらいいか、逆算して考える必要があります。
しかし、頭では理解していても、ストレスなく見られる動画として仕上げるのは、至難の業でしょう。その場合は、動画制作会社に相談するのもひとつの手です。
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