企業・採用説明会をライブ配信で行う4つのメリットとデメリット
はじめに
企業がライブ配信を使って、オンラインで採用説明会を開催するケースが注目を集めています。ライブ配信形式の説明会は遠方でも参加できるため、求職者にも利便性の高い方法です。しかし、「ライブ配信を行うと自社にどんなメリット・デメリットがあるのか」と考える方もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では企業・採用説明会をライブ配信で行う4つのメリットとデメリットをご紹介します。
企業の担当者様はライブ配信を検討する際に、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
4つの「メリット」
最初に、企業・採用説明会をライブ配信で行う4つのメリットをご紹介します。
- ①多数の求職者を集めやすい
- ②採用活動を効率化できる
- ③状況に合わせたカスタマイズができる
- ④魅力的なコンテンツが作れる
①:多数の求職者を集めやすい
企業・採用説明会をライブ配信で行うと、多数の求職者を集めやすくなります。
例えば、企業・採用説明会の会場から遠方の地方在住者や海外留学中の学生などは、オフラインの説明会に参加するのが難しいことがあります。そこで、ライブ配信で開催されれば、遠方からでも説明会に参加できるようになります。参加者のハードルを下げて、オフラインではアプローチできなかった求職者を集めやすくなるのはライブ配信のメリットと言えるでしょう。
求職者にとっても、複数の企業・採用説明会にオンラインで参加することができますので利便性があります。また、就活生はスマートフォンを使って、SNSや動画媒体などで企業を知るケースが少なくありません。普段からWebコンテンツを視聴している学生にとって、ライブ配信は説明会に参加しやすい方法です。
このように、多数の求職者を集めやすくなるのは、企業・採用説明会をオンラインで行うメリットに挙げられます。
②:採用活動を効率化できる
企業・採用説明会をライブ配信で行うと、採用活動を効率化できます。
採用活動には面接や書類選考以外にも、説明会の開催場所やスタッフの手配などさまざまな作業があります。そこで、ライブ配信形式を使えばオンラインで参加することができますので、会場に求職者を集める必要がなくなります。会場の規模を必要最低限に抑えて、企業・採用説明会を開催することができます。会場規模を抑えれば、設営や撤去作業の手間を省き、スタッフの人件費を抑えることもできるでしょう。
また、自社内からライブ配信をする場合は、配信用の機材や設備があれば説明会の開催が可能です。会場への移動が必要ないため、人事担当者が少なくても作業を効率化して多数の求職者へ発信しやすくなります。
このように、採用活動を効率化できるのは、ライブ配信を使うメリットと言えます。
③:状況に合わせたカスタマイズができる
企業・採用説明会をライブ配信で行うと、状況に合わせたカスタマイズができます。
前提として、オンラインで行う配信には、指定日時にリアルタイムで開催されるライブ配信と、事前に収録した映像を活用する録画配信の2種類があります。
【リアルタイム配信】
ライブ配信は求職者とチャット機能などを活用して、リアルタイムのコミュニケーションを取れるのが特徴です。求職者が知りたい内容をすぐに伝えて、疑問や不安などをその場で解決できるようにコミュニケーションを重視する場合では、ライブ配信が適しています。
また、オフラインの企業・採用説明会と同様に、ライブ配信でも求職者の顔を確認しながら開催する方法があります。例えば、求職者側のカメラをオンにしてもらうことで、お互いの顔を見ながら進行が可能です。カメラがオフになっていると顔を確認することができないため、求職者側のカメラの設定を必要に応じて確認してもらうと良いでしょう。
【録画配信】
一方、録画配信は事前に収録した動画を用意してアップロードすれば良いため、手軽な方法の1つと言えます。アップロードした動画があれば、求職者のタイミングで企業・採用説明会を視聴することができます。隙間時間でも内容を確認することができますので、説明会に参加するためにスケジュールを調整する必要がなくなります。
録画配信では、制作した動画に間違った情報があった際に、撮り直して修正することもできます。求職者に合ったタイミングで企業・採用説明会の内容を視聴してもらい、修正対応も検討したい場合は録画配信が適しています。このように、ライブ配信を使うと、状況に合わせたカスタマイズができるのはメリットの1つです。
④:魅力的なコンテンツが作れる
企業・採用説明会をライブ配信で行うと、魅力的なコンテンツが作れます。
求職者はYouTubeなどのWebコンテンツで企業の情報を集めることがあります。特に、普段からそのようなコンテンツを視聴している学生に対しては、分かりやすく飽きさせない工夫を心がける必要があります。例えば、オンラインの特徴を活かして海外で活躍している社員を登場させ、現地の生の声を伝えるような内容にします。
具体的には、企画担当者や工場の責任者などが自社プロダクトにかける想いを語る構成にしたり、バースデー休暇や資格取得支援制度など、求職者が気になる福利厚生をアピールするのもいいでしょう。ライブ配信によって海外勤務の現場や仕事の雰囲気など、イメージをはっきり伝えることができます。
このように、企業・採用説明会でライブ配信を使って魅力的なコンテンツが作れるのは、メリットの1つです。
4つの「デメリット」
次に、企業・採用説明会をライブ配信で行う4つのデメリットをご紹介します。
- ①リアルな内容を伝えにくい
- ②一方的な説明会になりやすい
- ③ITリテラシーが求められる
- ④参加者が熱心でない場合がある
①:リアルな内容を伝えにくい
企業・採用説明会をライブ配信で行うと、リアルな内容を伝えにくいデメリットがあります。
企業ホームページにある情報だけでは分からない社風や職場の雰囲気を、説明会で知りたい求職者は少なくないでしょう。しかし、働いている社員や社内のリアルな雰囲気などは、配信を視聴するだけでは伝わりにくい事柄です。
また、ライブ配信形式の説明会はスライドなどを使ってオンラインで行います。そのため、自社で制作している商品や、提供するサービスを実際に体感してもらうのが難しくなります。対策として、ライブ配信でオフィスツアーを開催したり、社員紹介などを取り入れた動画構成を検討します。
このように、企業・採用説明会でライブ配信を使う場合は、リアルな内容が伝わるような工夫が必要です。
②:一方的な説明会になりやすい
企業・採用説明会をライブ配信で行うと、一方的になりやすいデメリットがあります。
オフラインの説明会では、求職者の様子を読み取ってアドリブを加えるなど、臨機応変に対応することができます。しかし、オンラインでは求職者の顔を画面で確認できても、表情から様子を読み取るのは難しくなります。カメラをオフにして参加する求職者がいて、顔を確認できないケースもあります。そのため、企業側が一方的に情報を伝え続けるような説明会になってしまうことがあります。
また、ライブ配信ではチャットなどのコミュニケーション手段がありますが、視聴者に質問を投げかけても反応が少ない場合があります。視聴者の反応が少ないと、企業・採用説明会の内容が正しく伝わっているか確認しにくくなります。コミュニケーションの機能を活用できなければ、説明会が一方通行になってしまいます。
このような点は、ライブ配信を使うデメリットの1つと言えます。
③:ITリテラシーが求められる
企業・採用説明会をオンラインで行うと、ITリテラシーが求められるデメリットがあります。
例えば、カメラやマイクなどの機材や、インターネット回線を用意しなければ説明会を配信することはできません。ライブ配信のための知識だけでなく、機材や設備の扱い方を社員が心得ていないと、準備に時間がかかってしまいます。また、通信環境によっては映像や音声が途切れて視聴しにくくなってしまうことがあります。求職者にとって重要な情報を見逃してしまいますので、安定したインターネット環境を用意しなければなりません。
そのためには、事前に回線速度の確認やテスト配信を行い、配信品質に問題がないかチェックしておきます。さらに、企業側だけでなく求職者側にも配慮して、企業・採用説明会までに不安を解消できるように検討します。利用したことがない配信ツールを使用する場合は使用方法を記載して、参加用のURLを事前に伝えます。
このように、ライブ配信を使うとITリテラシーが求められるため、予めトラブルの対処方法を決めておくなど対策をしておくことが重要です。
④:参加者が熱心でない場合がある
企業・採用説明会をライブ配信で行うと、参加者が熱心でない場合があります。
オフラインで行う説明会の場合は、求職者がスケジュールを調整して実際に会場まで足を運ばなければ参加できません。そのため「せっかく来たのだから最後まで聞いておこう」「予定を空けたから参加しよう」と考える傾向があります。
しかし、ライブ配信の場合は気軽に申し込みやすいため「とりあえず参加しておこう」と求職者が考えやすくなります。結果的に、配信前にキャンセルしたり視聴途中で離脱してしまい、選考のステップまで進まないケースがあります。対策として、説明会の内容を充実させるのはもちろん、配信の前後にメールなどで積極的に接点を持つなど、工夫が必要でしょう。
このように、企業・採用説明会の参加者が熱心でない場合があるのは、ライブ配信を使うデメリットと言えます。
採用活動を成功させるには
以上、企業・採用説明会をライブ配信で行う4つのメリットとデメリットをご紹介しました。
採用活動を成功させるには、メリットとデメリットを踏まえてライブ配信をするだけでなく、参加者をエントリーに促す導線作りが大切です。例えば、視聴後にWebアンケートへ回答してもらい、エントリーフォームへ誘導するなど工夫を検討します。このような工夫を自社で行うのが難しい場合は、映像制作会社に相談する方法もあります。
弊社ファーストトーンはライブ配信はもちろん、採用動画や会社案内動画など、さまざまな映像作品の制作を承っております。下記事例紹介を参考に、採用活動を成功させる映像の制作時には、ぜひご相談ください。
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