「即戦力のクリエイター」を育てるインターン、ファーストトーンの取り組み

私たちファーストトーンは、毎年インターン生の募集を行っています。弊社に来てくれたインターン生たちに対して、お願いする最初のお仕事は「ブライダル映像」の撮影・編集です。なぜブライダル映像なのか、この仕事でどんなことが学べるのかご説明しましょう。

ファーストトーンの事業は、創業者である平倉が元々ジャズベーシストとして働いていた際、演奏先の結婚式場で「ブライダル映像の制作」を依頼されたことに端を発します。

そのため、ブライダル映像制作に対しては、企業として特別な思いを持っています。

とはいえ「創業時の仕事だったからまずはそこから始めてもらう」といった単純な理由で、インターン生にこの仕事からチャレンジしてもらっているわけではありません。

我々が「インターン生が最初に挑戦すること」としてブライダル映像を選んでいるのには、次のような理由があります。

映像制作の仕事のすべてが学べる

ブライダル映像の代表例に「エンドロールムービー」があります。

結婚式の最後に「参加してくれてありがとう」という気持ちを込めて、新郎・新婦が参加者に対して流す締めくくりの映像です。

エンドロールムービーは、事前に作成しておくこともできますが、やはり式当日の映像も含めた上で作る方がより感動が高まります。

ただし、そのためには式の最中にビデオを回して動画を取り、音楽や効果音と組み合わせて編集しなければなりません。

そして、式が終わる前に制作を完了する必要があります。

限られた時間の中で映像を撮影し、音楽と組み合わせて一本の作品を編集・制作するのは決して簡単ではありません。しかし、この体験によって、映像制作業務の中で発生する主要な作業を一通り知り、学ぶことができます。

つまり「ブライダル映像制作の仕事を知れば、それだけで映像制作のすべてが学べる」といっても過言ではないのです。

「即戦力の映像クリエイター」になれるインターン

もちろん、一度体験しただけですべての作業を完璧にこなせることはありません。ときには失敗もしながら、少しずつ一人で作業がこなせるよう、我々社員がインターン生を丁寧にサポート、バックアップしていきます。

インターン生を対象にした「ブライダル映像制作体験」の取り組みは、過去5年間に渡って実施しており、合計で25名以上のインターン生に参加してもらいました。

最初は手探りで右も左も分からなかった学生たちも、インターンの期間が終わるころになれば、みな映像制作の作業を一通りこなせる「即戦力」レベルに成長しています。

仮に競合他社が形式だけを真似して、同じインターンを企画したとしても、我々がやっているほどまでにはうまくいかないでしょう。

弊社には、アーティスティックな社員が多く所属しており、スキルだけでなくクリエイティブな「センス」を磨くヒントについてもアドバイスできます。そうした体験は他所ではできない貴重なものとなるでしょう。

学んだことを活かして自分らしい生き方を

私たちファーストトーンは、所属するクリエイターたちが持つ「感性」を何より大事にしています。良い創作物は、感性の響き合い・共鳴によって生み出されると信じているからです。

ビジネスを含む人間関係、特に就職活動においてもそれは変わりません。

書類審査や面接をクリアするテクニックを学ぶのも大切ですが、それよりもまず「自分らしい生き方ができるのはどの企業か」「自分が大切にしている価値観を尊重してくれるのはどんな会社か」を考えることが重要だと考えています。

弊社でインターンをしてくれる就活生の皆さんに対しても「全員が弊社に入ってほしい」と考えているわけではありません。

より「ここで働きたい！」と思える企業があるのなら、そちらへ行ってもいいですし、フリーのクリエイターを目指すのもいいでしょう。

いずれにしても「自分の感性を大切にした生き方ができるか」が重要であって、そのためにはインターンで学んだことは、無駄にはならないはずです。

「どんな道を選ぶにしろ、後悔しない選択をしてほしい」

そんな想いで毎年、インターンに参加してくれた学生たちを見送ってきました。

2023年現在では、過去のインターン参加者のうち13名が入社し、一緒に仕事をする仲間となっています。

就活生と企業の橋渡しのために

私たちファーストトーンは、このような自社でのインターン活用の取り組み、そして年間700件以上を誇る「採用活動用のコンテンツ制作」などの実績を通じて、様々な就活生・企業の「ホンネ」に触れてきました。

就活生には「少しでも条件の良い企業に入りたい」、企業には「少しでも優秀な学生を採りたい」といった欲求があります。

それは自然なことですが、一方でそうした欲求が強すぎるあまり、見えにくくなっているものがあるのではないかと感じることもあります。

「就活生と企業、互いの感性を尊重しあえる『共鳴』をお手伝いできないか？」

そんな想いで、2023年の10月から、X（旧Twitter）の運営をスタートしました。

就活生と企業、双方のホンネを含んだ感性に触れ続けてきたから弊社だからこそできるサポートとはどのようなものか、今後も模索し続けていきたいと想います。

X（旧:Twitter）アカウント：@Intrn_connecti

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