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動画マーケティングとは?メリット・効果検証の指標を解説<動画制作のプロ直伝>

本記事では、動画マーケティングの種類とメリット、効果検証の7つの指標をご紹介しています。欠かせないビジネス戦略の1つになっている動画マーケティングを検討している企業の担当者様は、参考にしていただけると幸いです。

海外の動画マーケティング調査によると、2022年のデータでは調査対象者の実に88%が商品やサービスの紹介動画を視聴してから購入を決めたと回答しています。

参考文献)
Wyzowl, 2023年6月15日取得,2023年のビデオマーケティング統計

このことから、あらゆる企業にとってマーケティング活動に動画を取り入れることは、欠かせないビジネス戦略の1つとなっているのではないでしょうか。

そこで、本記事では動画マーケティングの種類とメリット、効果検証の指標をご紹介します。

最初に、動画マーケティングとは何かを取り上げますので、企業の担当者様の参考になれば幸いです。

動画マーケティングは「動画コンテンツを活用したマーケティング施策」

動画マーケティングとは、実写やアニメーションなどの動画コンテンツを活用して、自社商品やサービスをPRしたり、ブランドイメージを高めるために行う施策です。

テレビCMは代表的な動画マーケティングの例ですが、Web上でも動画を活用したマーケティングは広がりを見せています。

例えば、会社のホームページだけでなくYouTubeチャンネルを企業が運営したり、SNSでも動画を使ってマーケティングが行われています。

また、インターネットやスマートフォンの普及で動画の視聴環境が充実し、ユーザーがすきま時間を使って動画コンテンツを視聴することができるようになりました。

手軽に動画を視聴しやすくなった点は、動画マーケティングが注目されている理由の1つでしょう。

さらに、動画は映像や音声で視聴者の感覚に訴える効果が期待できます。テキストや写真よりも、自社商品やサービスの魅力などをターゲットに伝えるのに有利です。

このように、視聴者の心を動かす力が強い動画コンテンツをマーケティングに活用する取り組みは、今後も活発化していくことが予想されます。

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動画マーケティングの種類

次に、動画マーケティングの種類をご紹介します。

主に以下の種類があります。

・動画広告

・交通広告

・デジタルサイネージ

・動画SNS

・動画コマース

・ライブ配信

・CM

動画広告には、動画プラットフォームで再生される前や途中に挿入される「インストリーム広告」や、Webサイトのバナー枠に流れる「インバナー広告」があります。

交通広告には、電車内のディスプレイに流れる「トレインチャンネル」や、タクシーの後部座席にあるディスプレイで視聴する「タクシー広告」があります。

トレインチャンネルは沿線ごとのターゲットに絞った広告の戦略が可能で、タクシー広告はビジネスマンに向けた広告と相性が良く、集中して視聴されやすいのがメリットです。

駅や空港などのスペースに、電子看板としてディスプレイを設置して動画を流すデジタルサイネージは、多くの人々が集まる場所に設置することで不特定多数に配信できます。

また、動画SNS用はYouTubeなどの動画プラットフォームを活用する、動画マーケティングの種類の1つです。

チャンネルを開設して動画をストックしていくことで、検索結果の上位表示が期待できるなどの利点があります。

さらに、動画を視聴しながら直接商品を購入できる動画コマースは、動画の一部をクリックすると購入ページにアクセスすることができます。

ユーザーが欲しい時の即購入につなげられ、離脱を防ぐのが特徴です。

他には、商品やサービスの使い方などをリアルタイムで視聴者に届けるライブ配信や、テレビで実写・アニメーション動画を流すCMがあります。

このように、動画マーケティングにはさまざまな種類があります。

では、動画マーケティングのメリットは何でしょうか。

動画マーケティングの3つのメリット

動画マーケティングのメリットは、主に3つあります。

  1. ①ニュアンスを細かく伝えられる
  2. ②音声を活用できる
  3. ③拡散されやすい

それぞれ解説します。

①:ニュアンスを細かく伝えられる

動きのある動画を活用することで、ニュアンスを細かく伝えられるメリットがあります。

例えば、商品のはっ水性能や素材の柔軟性など、文字で分かりやすく伝えるのが難しいような内容は、動画を活用して理解を促すことができます。

製品のサイズ感などの細かい部分も、動きのある映像で視覚的に視聴者へ訴えかけることで、写真よりも伝わりやすくなります。

このように、動画でさまざまな情報を扱うことができる点は、細かいニュアンスを伝えたい場面で有効的と言えるでしょう。

②:音声を活用できる

動画を利用したマーケティングでは、音声を活用できるメリットがあります。

動画は映像に音声が加わって構成されるため、音声に注目してもらうことが期待できます。

例えば、自社プロダクトの静音性をアピールしたい場合は、動画で表現するのに向いていると言えるでしょう。

また、生産者の声やお客様の評価などを音声収録して、動画制作すれば生の声を視聴者に届けることができます。

観光地に住む地元の人々が話す方言を動画で扱えば、方言の美しさや温かみを動画に表現して、観光PRに活用することも可能です。

このように、動画の音声を活用する方法は、動画マーケティングで有効な手段です。

③:拡散されやすい

動画には拡散されやすい特徴があるため、動画マーケティングのメリットになります。

例えば、YouTubeなどの動画プラットフォームが普及したことで、スマートフォンを使って手軽に撮影した動画がシェアされるようになっています。

視聴者が面白いと感じたり、役に立つような動画をSNSで発信することも少なくありません。

また、表現に多様性がある動画は「バズ」と呼ばれるような、多数の視聴者に広く伝わって大きな話題を生み出す力があります。

SNSなどで口コミが広がり、日本だけでなく海外のユーザーに注目を浴びるケースもあるでしょう。

このように、動画の情報はさまざまなユーザーに拡散されやすく、動画マーケティングとして認知度を上げるなど、活用しない手はないと言えます。

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動画マーケティングの効果検証における7つの指標

最後に、動画マーケティングの効果検証における指標を紹介します。

動画を活用したマーケティングでは、費用対効果が分からないと感じていませんでしょうか。

施策の効果を適切に測定して分析することは、動画マーケティングで大切なことの1つです。

そこで、効果を検証する目安として「指標」を取り上げます。

一般的に、以下のような指標があります。

  1. ①再生回数
  2. ②インプレッション数
  3. ③クリック率
  4. ④視聴維持率
  5. ⑤再生完了率
  6. ⑥総再生時間
  7. ⑦コンバージョン数

それぞれ解説します。

①:再生回数

「再生回数」は、動画が視聴された回数です。

動画マーケティング全体で効果を検証するために、大切な指標の1つです。

例えば、再生回数が少ない場合は動画が視聴されていない証拠となるので、タイトルやサムネイルなどの改善点を探ります。

また、公開した動画に曜日や時間で再生回数の違いがあるかどうかも、注目して検証します。

特定の曜日で再生回数の増加がある場合は、動画を公開するタイミングをその曜日に固定すると、再生回数を伸ばすことができるでしょう。

前日との比較などを行い、変化があった数値に注目して検証し、改善のためのアクションを検討するのもおすすめです。

②:インプレッション数

「インプレッション数」は、投稿した動画のサムネイルが表示された回数です。

例えば、YouTubeではおすすめの動画などでサムネイルがユーザーに表示されると、インプレッション数が増加します。

ただし、インプレッション数にカウントされるためには以下の条件が必要とされています。

・サムネイルの50%以上が表示される

・サムネイルが1秒以上表示される

サムネイルが表示される回数が増加すれば、それだけ多数のユーザーに認知されることにつながります。

そのため、インプレッション数は動画マーケティングで重要な指標の1つと言えるでしょう。

前述の再生回数と合わせて検証して改善が必要な場合は、動画のタイトルやサムネイルなどを見直す手段があります。

③:クリック率

「クリック率」は、インプレッション数(広告の表示回数)のうち、何%がクリックされたかを示す指標です。

例えば、インプレッション数が1万で100回のクリック数の場合は、クリック率が1%になります。

YouTubeでは、このクリック率について全チャンネルと全動画の半数が2%〜10%と公表しています。

この数値と比較してクリック率が高ければ、動画のタイトルやサムネイルなどがユーザーにとって魅力的と言えるでしょう。

逆に、低いクリック率の場合は、ユーザーの興味や関心などに合っているかチェックが必要です。

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④:視聴維持率

「視聴維持率」は、ユーザーが動画をどのくらい視聴し続けたかを示す指標です。

具体的には、10分程度の動画全体での視聴維持率は、一般的に平均40%ほどと言われています。

そのため、40%以上の視聴維持率があれば視聴者の満足度が高い動画という根拠の1つになりますので、そのラインを目指すのが目標の1つでしょう。

また、動画が再生されてから視聴維持率が下がった箇所がある場合は、その部分に注目します。

視聴維持率が下がった箇所で、動画の視聴をやめたというユーザーの行動が推測できるためです。

例えば、動画の冒頭で視聴維持率が下がっている場合は、冒頭部分を魅力的な内容に改善したり、サムネイルと動画の内容が合っているかなどを検討します。

あるいは、動画の中盤以降に下がっている場合は、不適切な効果音の有無やBGMのバランスなどをチェックするといいでしょう。

④:再生完了率

「再生完了率」は、動画が最後まで再生された割合が、再生回数のうちどのくらいなのかを示す指標です。

例えば、スキップできない動画広告の場合は、再生完了率は90%以上など高くなる傾向にあります。

また、TikTokなどでは再生完了率が30%以上あると、動画の内容が視聴者にとって高評価と判断される場合があります。

前述の再生維持率と合わせて、再生完了率はユーザーが動画にどのくらい興味や関心を持って視聴しているかの判断材料になると言えるでしょう。

再生維持率が低い場合は、動画の長さやクオリティなどを見直して改善が必要です。

⑤:総再生時間

「総再生時間」は、ユーザーに動画が再生された時間が、合計でどのくらいかを示す指標です。

例えば、YouTubeではチャンネル全体と動画ごとの総再生時間が確認できるようになっています。

総再生時間が長い動画は視聴者にとって有益な動画と判断されて、関連動画に表示されやすくなるなど露出効果が期待できると言われています。

また、総再生時間が伸びない場合は動画本数を増やすのはもちろん、終了画面の設定などを見直す必要があるでしょう。

次に視聴してもらいたい動画へのリンクやチャンネル登録ボタンを設定すれば、総再生時間を伸ばす施策になります。

さらに、同じカテゴリーの動画で再生リストを作成する方法もあります。

YouTubeには、動画を視聴した後、次に再生する動画をリスト指定する機能があります。次に再生する動画を自社チャンネルの動画にしておけば、、ユーザーが競合のチャンネルに流れるのを防ぐことが可能です。

このように総再生時間を伸ばして視聴者のファン化を目指したり、長く視聴してもらえるような満足度の高い動画制作がおすすめです。

⑥:コンバージョン数

「コンバージョン数」は、動画の広告などをクリックした視聴者が、商品購入や問い合わせ、資料請求や会員登録などの行動を起こした数を示す指標です。

例えば、クリック数とコンバージョン数をチェックして、クリック数が多い割にはコンバージョンにつながらないケースでは改善が必要です。

動画の内容と商品のイメージにズレがある場合や、視聴者がクリックした先で表示されるサイトが使いにくいなど原因を探ります。

効果的なビジュアルデザインなど動画のクオリティに注目するだけでなく、サイトのレイアウトを工夫する方法もあります。

このように、コンバージョン数を伸ばす施策を検討して、成果が得られる動画マーケティングを目指すと良いでしょう。

以上の7つの指標を参考にすれば、動画マーケティングの費用対効果を検証することができます。

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効果的な動画マーケティングにはプロフェッショナルチームが不可欠

動画マーケティングの種類とメリット、効果検証の7つの指標を紹介しました。

効果的な動画マーケティングにはメリットを活かした動画制作ができて、効果検証を行えるプロフェッショナルなチームも必要です。

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