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映像制作時のナレーションの必要性・費用相場と5つの注意点

はじめに

動画制作(映像制作)においては、CMや企業プロモーションなど、ナレーションを入れるケースが多数あります。

しかし、ナレーションを取り入れる際、以下のような疑問をよく聞きます。

「そもそもナレーションは入れる必要があるのか」

「ナレーションを依頼するにはどんなことに注意するべきか」

本記事では企業の担当者様向けに映像制作時にナレーションを依頼する必要性とその注意点についてご紹介します。

映像制作時におけるナレーション依頼の必要性

ナレーションには、映像だけでは分かりにくい情報や背景などを伝える役割があります。映像制作ではナレーションの質が作品の完成度を左右することもあるのです。

では、ナレーション依頼が必要かどうかはどのように判断すれば良いのでしょうか。その必要性は自社の状況と映像制作のコンセプトによって変わってきます。以下に、ナレーション依頼の必要性が高いケースと低いケースについてそれぞれ解説します。

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①:映像制作でナレーション依頼の必要性が高い4つのケース

外注でナレーションを依頼する必要があるのは、以下のようなケースが挙げられます。

  • ・自社にナレーションをできるスタッフがいない
  • ・クオリティの高い(特徴的な)ナレーションを使いたい
  • ・別の言語で解説を加えたい
  • ・制作スケジュールを短縮したい

1.自社にナレーションをできるスタッフがいない

適切なタイミングや声のトーンなどを駆使してナレーションを入れるのは、スキルや経験がなければ難しいです。

そのため、自社にナレーション作業ができるスタッフがいない場合は、外注で依頼する必要があります。

2.クオリティの高い(特徴的な)ナレーションを使いたい

ナレーションに関する知識がないスタッフのみでナレーションを作成すると、標準語でないイントネーションが多用されてしまったり、ノイズが入って聞き苦しい状態になってしまうこともあります。  

プロに依頼すれば録音環境から良い状態で、良いナレーションを準備してくれるので、よりクオリティの高い映像作品にすることが可能です。また、アニメのキャラクターのような声のトーンや、特徴的なイントネーションのナレーションができるナレーターもいます。映像作品のコンセプト上、キャラ付けが必要になってくる場合は、技術を持ったナレーターに依頼するのがよいでしょう。

3.別の言語で解説を加えたい

日本向けに撮影した内容に、日本語以外の言語で解説を加えたい場合は、映像の内容やテロップは変更せずにナレーションを活用する方法があります。撮影した内容を別の言語に対応させるために、最初から撮影・編集し直すと時間やコストがかかってしまいます。配信先の国の言語でナレーションによる解説を映像に加えれば、別の言語に対応することもできます。

4.制作スケジュールを短縮したい

映像制作のためのスケジュールに余裕がない場合には、ナレーションを依頼する方法が適しています。ナレーション作業を自社で内製するより期間を短縮することができますので、映像作品を短期間で制作したいのであれば依頼を検討してみるのも1つの方法です。

②:ナレーション依頼の必要性が低い3つのケース

例えば以下のようなケースでは、ナレーションの必要性はそれほど高くありません。

  • ・細かい説明をする必要がない
  • ・既にある程度認知されている
  • ・印象深い内容にしたい

映像を視聴すれば商品やサービスなどについて内容が理解できるもの、すでにある程度認知されているものについては、ナレーションの優先度は低くなります。

さらに、視聴者に疑問を持たせる効果などを狙って、構成を工夫してナレーションを加えずに映像制作をする手法があります。必要な説明をあえて省くことで視聴者に強く印象を持たせることができれば、SNSなどで発信して認知度アップが期待できます。

このような効果をあえて狙う場合は、ナレーションを入れないで制作することがあります。

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映像制作時におけるナレーション依頼の注意点

次に、ナレーションを収録後に期待していた映像作品と違う仕上がりになってしまった、ということにならないように、依頼する際の注意点を5つご紹介します。

  1. ①:適切な原稿を用意する
  2. ②:ナレーションの希望スタイルを伝える
  3. ③:機材・設備や納期を確認しておく
  4. ④:費用相場を確認しておく
  5. ⑤:ナレーションに頼りすぎない

①:映像に合った適切な原稿を用意する

ナレーターに読み上げてもらう原稿は事前に用意しておく必要があります。原稿は聞き手の立場に立った、わかりやすく適切な内容で準備しておきます。収録して納品された後に修正すると追加コストがかかることもありますので、正確な原稿を用意しましょう。

例えば、誤字脱字がないか確認しておくことは大前提です。専門用語固有名詞なども間違いがないかチェックします。特に、ナレーターは話す商品やサービスについてのプロではありませんので、専門用語をそのまま読んでしまう可能性があります。

また、文章で読むとわかるような言葉でも、音声で聞くと理解しにくい場合はわかりやすい表現に変更しておきます。以下のような言葉は変更しておくと、音声でも理解しやすくなります。

【変更例】

  • ・難解な→難しい
  • ・的確な→正しい
  • ・出現する→出る

文章の長さに関しても注意が必要です。長い文章を目で読む場合は読み返すことができますので、長くてもある程度は理解ができるでしょう。しかし、ナレーションの場合は音声が流れていきますので、長い文章は理解しにくくなります。1文に内容がいくつも含まれていると長くなりますので、その場合は文章を短く分けられるか検討します。

さらに、ナレーションの原稿には、映像を見て分かることは書く必要がありません。実況のように動画の内容を説明するナレーションではなく、映像を補足する形で原稿にします。適切な内容で原稿を用意すれば、映像を見ても分からないような情報を視聴者に伝えることができて、結果的に質の高いナレーションになるでしょう。

②:ナレーションの希望スタイルを伝える

ナレーター次第でナレーションの雰囲気が変わりますので、依頼をする際にはナレーションのスタイルを明確に伝える必要があります。例えば、男性と女性のナレーションでは雰囲気が変わります。それだけでなく、明るく若々しい女性ナレーションや落ち着いた年配の男性ナレーションなど、スタイルの希望も詳しく伝えます。

事前にサンプルボイスを聞けばイメージに合ったナレーションができるナレーターかどうか確認ができます。そのため、サンプルの音声を依頼前にチェックできると安心です。その他、ナレーションのトーンやイントネーションなどについて希望がある場合は、それも伝えておくと適切なナレーターを見つけやすくなります。

読むスピードも聞きやすいナレーションに関係するため、事前に決めておくと良いでしょう。テレビやラジオでアナウンサーなどが読む一般的な速さの目安は、1分間に300文字です。1分間に500字程度の文字数になると早口になってしまいますので、文字数と時間のバランスを検討します。

さらに、映像に合わせてナレーションを入れたい場合は、どんな映像か伝えて制作イメージを共有することも必須です。既に映像を用意できていれば良いですが、制作会社が映像制作とナレーション収録の両方に対応している場合は、一緒に発注することも可能です。

このように、希望するナレーションのスタイルを事前にイメージし、明確に伝えておきましょう。

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③:機材・設備や納期を確認しておく

ナレーションを収録するには、録音・編集機材技術スタッフ収録する場所(スタジオなど)が必要になります。具体的にはマイクやパソコンなどの機材と収録場所としてスタジオを使います。

制作会社などに全て依頼する場合は打ち合わせで済みますが、自社で手配する場合は貸しスタジオを用意しなければなりません。スタジオによって、繁忙期などは希望期間で予約が取れないことがありますので、余裕を持ったスケジュールが必要になります。また、納期も依頼する前に確認が必要な項目です。質の高いナレーションを制作しても、希望の期日に間に合わなければ意味がありません。

例えば、新サービスのスタートに合わせて映像制作を検討している場合は、希望の期日までの納品が最も重要な事項です。スタジオ、ナレーターとのスケジュール調整が必要になったり、納品後に修正が必要になることがありますので、機材・設備と同様に余裕のあるスケジュールで組むようにすると安心でしょう。

④:費用相場を確認しておく

ナレーションの費用については、相場をある程度確認しておくようにします。費用を決めるには、以下の方法があります。

  • 文字数
  • ナレーターの拘束時間

文字数が費用を決める一般的な方法ですが、スタジオを用意してナレーションを依頼する場合は、ナレーターの拘束時間で費用が決まることがあります。他には、原稿の制作から依頼したり、BGMや編集作業の有無でコストが変わります。具体的な費用相場には以下の例があります。ナレーターの質や納期によっても変わります。

【具体的な費用相場】

1.文字数

300文字で15000円前後

800文字で30000円前後

2.ナレーターの拘束時間(スタジオ代は別)

1時間 30000円〜

2時間 50000円〜

3時間 70000円〜

具体的には、ナレーター、ナレーターの所属事務所、制作会社などとの交渉になりますが、費用相場を確認しておけば、予想以上にコストがかかるのを防ぐことができるでしょう。

⑤:ナレーションに頼りすぎない

ナレーションは訴求効果が期待できる方法の1つですが、視聴者が必ず音声を聞いてくれるというわけではありません。視聴者の環境などによって無音の映像だけで視聴しているケースもありますので、その点を踏まえてナレーションを制作する必要があります。

つまり、ナレーションがなくては伝わらないような映像作品にするのではなく、最低限の情報は動画で分かるようにしておきます。例えば、テロップなどのテキストを活用しながら、ナレーションに頼りすぎない内容にしておくと伝わる映像作品になります。

また、有名なナレーターになると、多数の映像作品にナレーションを入れていることがあります。特に、競合他社の映像作品がある場合は、ナレーション依頼の際に競合他社の情報も伝えておくようにします。ナレーションを制作する側に、競合他社と同じナレーターが担当することのないように相談しておきましょう。

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必要性と注意点を踏まえて大切なこと

以上、映像制作時におけるナレーション依頼の必要性と、5つの注意点についてご紹介しました。

注意点を踏まえて自社の状況と映像作品のコンセプトを基にナレーション依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

弊社ファーストトーンではナレーション依頼から映像制作依頼を承っております。

予算や戦略などに合わせてご提案いたしますので、下記事例紹介を参考に、ぜひご相談ください。

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